
継続課金・サブスク売上の請求をERPでどこまで持つか、契約変更と日割りの型の数で見極める
継続課金の請求と売上計上を表計算で回している会社が、課金システムを別に入れるべきか迷っている。答えは契約件数では出ない。契約変更の型と日割りの規則がいくつあるかを数え、先に規則を減らしてから器を選ぶ。

継続課金の請求と売上計上を表計算で回している会社が、課金システムを別に入れるべきか迷っている。答えは契約件数では出ない。契約変更の型と日割りの規則がいくつあるかを数え、先に規則を減らしてから器を選ぶ。

品目マスタの価格管理区分を決める段階で、ベンダーの推奨の理由が分からない。選ぶ基準は計算の正確さではなく、仕入値の変動を差異として誰に見せたいかである。品目の種類ごとに決めて例外を残さない進め方をまとめる。

期末月の損益が毎年大きく振れる会社では、月の実績と年度だけの修正が同じ期間に入っている。通常の月次は第12期で締め、年度に一度の決算整理は第13期、監査修正は第14期に分ける。特別期間に残った金額は、翌年の月次の見積りを直す材料になる。

照合ツールの提案書は工数の削減額で効果を示すが、差異を調べる時間はツールを入れても残る。消えるのは、どの勘定が済んだかを確かめる往復である。勘定と拠点を掛けた数が数千になる会社では効き、数百の会社では様式の統一で足りる。

流動性予測を入れたのに、財務担当が結局エクセルで資金繰り表を作り直している。原因は画面の機能ではなく、支払条件のマスタと営業の入金見込みにあることが多い。導入の前に直す二つの入力と、精度の測り方をまとめる。

毎年4月の組織改編でコストセンタを作り直す運用は、部門別実績の時系列比較を壊してしまう。コストセンタは標準階層には一か所にしか属せないが、代替階層の原価センタグループには何度でも入れられる。この性質を使った設計を示す。

S/4HANAに上げた後も、画面をGUIのまま使う会社は多い。経理の伝票入力を一斉にFioriへ移すと、入力が遅くなり教育の負担だけが増える。画面の役割ごとに移す範囲を分けて考えたい。

GR/IR勘定に滞留する残高は、未請求、数量差、単価差、誤入庫という購買側の運用の写しだ。期末に経理が振替で見た目を整えると、原因が購買に返らないまま翌期に持ち越される。直し方を整理する。

ハイパーケアの終了を期間や問い合わせ件数で決めると、会計カレンダー上で一番重い処理が支援の外に落ちる。問い合わせが減るのは、慣れたからとは限らない。Excelでの回避が増えていないかも確かめたい。

使用権資産とリース負債の初回計算は表計算でも組める。重いのは契約条件の変更やリース期間の見直し、賃料改定のたびに計算をやり直す作業だ。どのシステムに計算を持たせるかは、契約の件数と年間の変更件数の二つから考えたい。