
ITGC(IT全般統制)の4領域と、経理が決める評価対象
監査法人から「ITの統制を整備してください」と言われ、何から決めればよいか分からない経理部長と内部統制の担当に向けて、ITGCの対象システムの選び方、4つの領域、証跡、経理と情シスの分担を示す。

監査法人から「ITの統制を整備してください」と言われ、何から決めればよいか分からない経理部長と内部統制の担当に向けて、ITGCの対象システムの選び方、4つの領域、証跡、経理と情シスの分担を示す。

期中に済ませた内部統制の評価を、期末日につなぐ手続きを決めたい担当者に向けて、ロールフォワードの流れと確認項目を示す。変更の聞き取りを期末に一度で済ませず、変更の届出を期中の業務に組み込む。

担当者が作ったマクロやスクリプトは、作った本人が異動した瞬間に決算の単一障害点になる。禁止すれば裏で作られ、全件届出にすれば台帳が形骸化する。管理の対象と範囲をどこに置くかを整理する。

監視すべきは権限保有者の一覧ではなく、ログ同期ジョブだ。SAPのEAMは6種類のログを集めるが、その集め方に落とし穴がある。緊急時の強い権限を誰にいつ渡し、どう事後確認するかを整理した。

伝票の承認は一件を見るが、設定の移送は以後の全件を変える。統制の粒度が違う以上、仕訳のワークフローを固めても穴は塞がらない。業務への影響を判断できる承認者をどこに置くかを整理する。

経理にAIを入れるよう言われたが、どの工程から始めればよいか決めかねている人へ。仕訳の入力より、差異の調査と文書の作成から始める理由と、利用ルール、試し方、人が確認する箇所の決め方を、設例と公開資料で示す。

内部統制を規程で守ろうとすると、運用が重くなり形骸化しやすい。S/4HANAの証跡・承認ワークフロー・例外検知を使って、自動で効く統制に置き換える設計と、監査対応の実務を具体的に示す。

早く締めたいが統制も緩められない、という板挟みは不正リスクを軸にほどける。職務分掌・承認・証跡の3点で外せない統制を見極め、緩めた部分は発見的統制で補う設計を解説する。J-SOX改訂も踏まえる。

職務分掌を規程で決めても、SAPの権限で兼務できてしまえば統制は効かない。発注と支払、仕訳と承認をロールで分ける設計を、J-SOX対応の手間を後で増やさない初期設計の視点でまとめた。

3点セットを作ったが実態と合わなくなった、これから初めて作る、という内部統制の担当と経理部長に向けて、3つの文書の役割と作る順、評価範囲の決め方、J-SOX対応の年間の流れ、変更の申請に連動させる更新の運用を示す。