
投資後のレビュー(ポストオーディット)が行われない原因と、事後検証を仕組みにする方法
承認だけ厳しく、事後を誰も見ない投資になっていないか。計画と実績を突き合わせるポストオーディットを、責任追及ではなく次の審査基準を鍛える学習の場として仕組みにする方法を示す。

承認だけ厳しく、事後を誰も見ない投資になっていないか。計画と実績を突き合わせるポストオーディットを、責任追及ではなく次の審査基準を鍛える学習の場として仕組みにする方法を示す。

Excelの転記と突合に決算の時間を取られていないか。一気の刷新ではなく、集計の中心を一つ決め、転記を接続に、突合を自動化へと段階的に移す。どこから手をつけるかの判断材料を示す。

若手が辞める理由を作業のきつさだと思っていないか。担当を勘定科目でなく取引のまとまりで切り、月次の説明の一部を早い段階で任せる。効かない場面があることも正直に書く。業務を減らさず、意味を一枚重ねる。

差異分析の報告が数字の説明で終わっていないか。予算差・前年差・見込差の三基準に分け、価格×数量へ分解し、手を打てる差異と成り行きの差異を仕分けて、判断につながる分析にする型を示す。

半年の引き継ぎでは暗黙知は移らない。見せる、並走する、任せて後ろで見る、独り立ちの四段階で各領域を送る。手順書は手段であり、承継の本体は並走の期間にある。退職が見えた日ではなく、数年前に始める。

「できない」で終わる反対は、CEOとの距離を広げるだけになる。ブレーキ役と見られがちなCFOが、数字と肌感を突き合わせながら、参謀として意見を通すための日々の立ち回りと準備を整理する。

ヒートマップを作っても、意思決定は一つも生まれない。全社リスク管理を形だけで終わらせたくない方に向けて、財務の言葉への翻訳の仕方と、取締役会に上げる論点を三つに絞る方法を順に示す。

外に出したのに、コストも手間も思ったほど減らない。定型度と判断・統制の必要度の二軸で工程を仕分け、移管後に社内へ残す監督機能を、移す設計より先に決めておく。契約と移行の段取りで後の自由度が決まる。

単一のNPVでは、前提が外れたときに何が起きるか分からない。感度分析で効く前提を見つけ、シナリオ分析で整合した幅を示し、破綻点分析で撤退ラインを置く。会議に出す資料の形まで具体的に示す。

浮いた時間で分析をと言っても、半年後に仕事が変わっていない。移れる人・時間がかかる人・向かない人の三層を分けて扱い、進捗を工数で測る。学習経路は簿記の上積みではない。振り替えは工程として組む。