
SAPの年間保守料に見合う価値を出す|標準機能の更新に追従する会社としない会社
保守料が無駄になるのは金額でなく、更新を取り込む工程が社内に無いから。追従を止めるのはアドオンそのものでなく回帰テストの量であり、テストを資産化し、適用時期を年次で固定し、役割を三つに割れば取り込みは回る。止めた判断は数年後に移行費として一括で返る。

保守料が無駄になるのは金額でなく、更新を取り込む工程が社内に無いから。追従を止めるのはアドオンそのものでなく回帰テストの量であり、テストを資産化し、適用時期を年次で固定し、役割を三つに割れば取り込みは回る。止めた判断は数年後に移行費として一括で返る。

ライセンスの棚卸しは価格交渉でなく、権限ロールと利用ログの突合から始まる。ズレは使っていない・重すぎる・軽すぎる・人が操作していないの四型で出て、外部連携分はインターフェース一覧を再作成しないと見えない。更改の半年前に着手する。

稼働後の形骸化は研修不足でなく、例外が起きたときに処理を決める人がいないことで起きる。判断手順を分岐表にし、窓口を業務部門のキーユーザーに置き、定着は受講率でなく後付け振替仕訳や調整Excelの本数で測る。

移行できれいにしたマスタは、稼働後の登録運用で必ず崩れる。取引先・品目・勘定のオーナーを業務部門に置き、登録申請・重複チェック・棚卸しを工程として固定する。誰でも登録できる状態を放置しないための、権限とオーナーシップの決め方。

SAP運用費の高止まりは工数でなく、業務を技術に翻訳する仕事を毎回外注していることから生まれる。内製化とは全部自前化でなく、判断と一次切り分けを社内に取り戻す線引きだ。頻度が高く業務知識が要るものから内へ、専門性が高いものは外へ残す。