
CFOと経理部長の役割分担、CFOが締めに降りてくる会社では経理部長が育たない
CFOが締めの細部を見るのは、責任感からである。ところがCFOが最後に見ると分かっている経理部長は、結論を持たずに資料を上げるようになる。見積りの水準、監査対応の窓口、締めの品質を文書で渡し、CFOは資本と資金の判断に時間を空ける。

CFOが締めの細部を見るのは、責任感からである。ところがCFOが最後に見ると分かっている経理部長は、結論を持たずに資料を上げるようになる。見積りの水準、監査対応の窓口、締めの品質を文書で渡し、CFOは資本と資金の判断に時間を空ける。

実績を読み上げて経営会議が終わるのは、話し下手のせいではない。報告の型に決めることを置く欄がないからだ。四つの型と会議3営業日前の事前調整を、分けて順に身につける。指導は書き直しでなく問いで返す。

後任を誰にするかから話を始めていないか。内部昇格なら改革に要る権限と外部の支援を、外部登用なら現場実務の受け皿を用意し、交代は年度決算の後、第1四半期の締めの前に置く。重なりの期間も先に確保しておく。

経理部長を順当にCFOへ上げてよいのか。締めの先、資本配分、対投資家、事業ポートフォリオ、損益責任の5軸で社内の候補を見極め、経理から離す育成を設計する。