
経理の中途採用面接で何を見るか、職務経歴書では分からない実務力の測り方
書類は申し分ないのに、入社後に締めが進まない。過去に自分が結論を出した論点と、詰まったときの動き方を具体的に聞けば、作業者と当事者の違いは面接で見分けられる。面接で測れないものは別の方法で確かめる。

書類は申し分ないのに、入社後に締めが進まない。過去に自分が結論を出した論点と、詰まったときの動き方を具体的に聞けば、作業者と当事者の違いは面接で見分けられる。面接で測れないものは別の方法で確かめる。

欠員月に全部やろうとするから決算が崩れる。省ける作業の閾値は平時に金額で決めて監査法人と目線を合わせ、承認の分離だけは落とさず、代行者を事前に指名しておく。落とした作業が翌月も要らなければ、それは平時の余分である。

仕訳起票はほとんど減らず、削られるのは差異の原因調査と文章の初稿である。代わりに検証・版管理・証跡・質問設計が増える。職務記述書を作業量でなく検証責任で書き直す。ジュニアの入口が抜ける問題にも触れる。

在宅にすると決算が締まらないのは、制度や回線のせいではない。紙は制度と投資で消せるが、口頭の判断は仕組みでしか消えない。在宅可否は経理の標準化の度合いを測る指標になる。全部を在宅にしないと決めるほうが早い。

少人数で分掌を全部割るのは無理だと諦めていないか。優先すべきは資産に届く権限と記録を直せる権限の分離である。兼務は隠さず、代替統制とセットで文書にする。人数を待たずに、不正の経路を切る。

異動者を受け入れたが、教える時間がなく放置になっている。最初の30日で取引の流れを頭に入れ、その後は任せる範囲を段階的に広げる。放置でも任せきりでもない90日の配置を設計する。繁忙期の前に一人分の戦力にする。

若手が辞める理由を作業のきつさだと思っていないか。担当を勘定科目でなく取引のまとまりで切り、月次の説明の一部を早い段階で任せる。効かない場面があることも正直に書く。業務を減らさず、意味を一枚重ねる。

半年の引き継ぎでは暗黙知は移らない。見せる、並走する、任せて後ろで見る、独り立ちの四段階で各領域を送る。手順書は手段であり、承継の本体は並走の期間にある。退職が見えた日ではなく、数年前に始める。

1on1が毎回、作業の進捗確認で終わっていないか。繁忙期は頻度でなく時間を削り、記録は本人に取らせる。締めに追われる経理でも育成の時間を守る面談の組み立て方をまとめた。育成を締切のある仕事に変える。

外に出したのに、コストも手間も思ったほど減らない。定型度と判断・統制の必要度の二軸で工程を仕分け、移管後に社内へ残す監督機能を、移す設計より先に決めておく。契約と移行の段取りで後の自由度が決まる。