
経理DX人材は内製か採用か、既存メンバーのリスキリングを選ぶ判断基準
ツールに強い人を採っても経理DXが進まないのはなぜか。決算が分かる人にIT素養を足すほうが早い場面と、採用で補うべき場面を見分け、両方を組み合わせる考え方を示す。採用は内製を補う位置に置く。

ツールに強い人を採っても経理DXが進まないのはなぜか。決算が分かる人にIT素養を足すほうが早い場面と、採用で補うべき場面を見分け、両方を組み合わせる考え方を示す。採用は内製を補う位置に置く。

数字が分かる人を経理に抱え込むと、事業部の意思決定に数字が届かない。片道にしない戻り口とローテーションを設計し、決算への関与経験から送り出す人を見極める。送り先は事業部コントローラーとFP&Aの二つの形がある。

FP&A採用の失敗は、採った後に表面化する。原因は要件定義の甘さにある。自社がどの類型を必要としているかを先に決め、求人票と面接の問いをそれに合わせて作る。分析特化・事業パートナー・プロセス設計の3類型から選ぶ。

FP&Aの部署を作るか迷っている、作ったが経理や経営企画との分担が曖昧だ、という会社に向けて、仕事の中身と3つの機能の違いを整理する。部署より先に、着地見込みを誰が作るかを決める順番を示す。

定型業務がシステムに移ると、経理の出番は減るのか。消えるのは作業で、増えるのは説明や設計の出番である。4つの力それぞれについて、明日から始められる一手を示す。定型業務の先にある仕事を前向きに捉え直す。

経理の経験を次にどう生かすか迷っている人へ。経理経験はつぶしが効くのでなく、分岐できる経験である。3つの道で求められる力を並べ、3つの問いで自分の進路を絞り込む。事業会社・コンサル・SAP人材を同じ物差しで比べる。