
人的資本開示の数字を財務と同じ統制に乗せる、有報の指標を集計表から出さない
通勤手当を除くか、出向者をどちらに数えるか、誰を課長級とするか。選択が変われば数字は動く。人事の集計表から有報の指標を出している会社が、財務と同じ水準で人の数字を管理するための整理。

通勤手当を除くか、出向者をどちらに数えるか、誰を課長級とするか。選択が変われば数字は動く。人事の集計表から有報の指標を出している会社が、財務と同じ水準で人の数字を管理するための整理。

開示前夜の突合作業が毎期の恒例になっていないか。校正で見つける発想をやめ、単位と端数処理の順序を文書横断で固定し、比率などの派生数字を手打ちさせず、数字の出所と参照先を一覧で持つ方法を示す。

二人目の練習台に、締切の短い短信を使ってはいけない。入口は数字の出所が同じで判断の量が少ない会社法の計算書類である。監査人に開示書類の作成を頼めない点にも注意する。引き継ぐのは手順でなく数字の出所である。

毎期、注記の作成だけが遅れていないか。原因は属性の欠落にある。注記データを帳簿系・入口系・期末確定系の三つに分け、契約締結や起票の時点で必要な属性を取る設計に変える具体策を示す。入口の設計例も扱う。

有報の作成が毎年経理だけに集中していないか。財務諸表以外の記載も多く、経理・経営企画・総務・IRの分担が欠かせない。記載項目を二軸で割り、主管と集約の役割を分担表で可視化する方法を示す。