
スタートアップの一人目の経理に任せる仕事は、記帳より資金と契約の入口
一人目の経理を採ったのに、入金漏れや支払の抜けが減らない。穴は記帳の手前にある。採用の要件も仕訳の経験年数でなく、お金と契約の三つの入口を管理した経験で書く。資金の見通しも入口から作る。

一人目の経理を採ったのに、入金漏れや支払の抜けが減らない。穴は記帳の手前にある。採用の要件も仕訳の経験年数でなく、お金と契約の三つの入口を管理した経験で書く。資金の見通しも入口から作る。

外部人材に任せたのに、子会社や事業部から情報が集まらず止まった。情報を取りに行く工程は社員でないと進まない。契約の前に窓口となる社員を名指しし、業務の分担を決めておく。税務は税理士法、未公表情報は金融商品取引法が線を引く。

令和4年3月卒の大卒の就職後3年以内離職率は33.8%で、事業所規模5人未満では57.5%に上る(厚生労働省)。少人数の職場に新卒を1人だけ置く配置は最も抜けやすい。新卒の定着を三年間の問題として設計する。十年前の処理を説明できる人も計画に入れる。

在宅にすると決算が締まらないのは、制度や回線のせいではない。紙は制度と投資で消せるが、口頭の判断は仕組みでしか消えない。在宅可否は経理の標準化の度合いを測る指標になる。全部を在宅にしないと決めるほうが早い。

2級は採用の足切りとなる共通言語、1級は連結や税効果の素地を保証する。ただし見積りや説明責任を伴う実務の判断力は資格では測れない。資格の水準と判断力を別の軸で見る。初期配置の仮説として資格を使う。

FP&A採用の失敗は、採った後に表面化する。原因は要件定義の甘さにある。自社がどの類型を必要としているかを先に決め、求人票と面接の問いをそれに合わせて作る。分析特化・事業パートナー・プロセス設計の3類型から選ぶ。