
SAPの第三者保守という選択肢|移行を先送りする判断を財務の数字で比較する
第三者保守は延命策ではなく、移行時期の決定権を買い戻す取引である。年間保守料の差額だけを並べた比較表には、法改正対応を自前で持つコストと、標準へ復帰するときの値段が載っていない。そして先送りの判断は、旧システムの償却と除却のタイミングを同時に動かす。

第三者保守は延命策ではなく、移行時期の決定権を買い戻す取引である。年間保守料の差額だけを並べた比較表には、法改正対応を自前で持つコストと、標準へ復帰するときの値段が載っていない。そして先送りの判断は、旧システムの償却と除却のタイミングを同時に動かす。

保守料が無駄になるのは金額でなく、更新を取り込む工程が社内に無いから。追従を止めるのはアドオンそのものでなく回帰テストの量であり、テストを資産化し、適用時期を年次で固定し、役割を三つに割れば取り込みは回る。止めた判断は数年後に移行費として一括で返る。