
ハードルレート(要求収益率)の決め方、全社一律のWACCを使わない理由
全社一律のWACCで投資を審査すると、リスクの高い事業に資金が流れやすくなる。その構造を示したうえで、純粋プレイ法による事業別のレートと、案件ごとの上乗せを設計する手順を解説する。

全社一律のWACCで投資を審査すると、リスクの高い事業に資金が流れやすくなる。その構造を示したうえで、純粋プレイ法による事業別のレートと、案件ごとの上乗せを設計する手順を解説する。

NPVとIRRは、それぞれ何を測っている物差しなのか。二つが食い違ったときに迷わないための判断基準と、会社が要求する最低利回りとしてのハードルレートの置き方を、投資を審査する立場から整理する。

自社の資本コストを取締役会や投資家にどう説明するかで迷うCFOと経営企画に向けて、WACCの計算の手順、前提の置き方で結果が動く箇所、幅で示して投資と事業の判断に使う方法、開示での書き方を設例でまとめた。

資本配分が経営者の勘や声の大きさで決まっている会社に向けて、原資の上限を先に確定し、成長投資とM&AをハードルレートとROICで採点し、残りを還元と返済に充てる手順を示す。比率は結果として開示する。