浅香 祐輔(あさか ゆうすけ) / Never Red株式会社 代表取締役・CFOzine 編集監修
早稲田大学商学部卒。アビームコンサルティング、アクセンチュアを経て、Never Red株式会社を創業。専門は SAP財務会計(FI)の導入プロジェクトマネジメント と 経理業務改革。事業会社の決算プロセス再設計、経営管理基盤の構築、SAP導入のPMOに長く携わる。「現場で運用が定着するところまで作る」を信条に、CFOzineの記事を執筆・監修している。
浅香 祐輔(あさか ゆうすけ) / Never Red株式会社 代表取締役・CFOzine 編集監修
早稲田大学商学部卒。アビームコンサルティング、アクセンチュアを経て、Never Red株式会社を創業。専門は SAP財務会計(FI)の導入プロジェクトマネジメント と 経理業務改革。事業会社の決算プロセス再設計、経営管理基盤の構築、SAP導入のPMOに長く携わる。「現場で運用が定着するところまで作る」を信条に、CFOzineの記事を執筆・監修している。

毎期の消去差異は、コードの不統一そのものより、伝票に相手が誰かを記録する欄が空いていることから生じる。SAPの取引先フィールドは得意先・仕入先・G/L勘定・伝票明細に用意されているが、空欄でも起票できる。全マスタの統一は目指さず、グループ会社に該当する取引先だけを共通鍵で縛り、国内は法人番号を使う。

経理と財務を分けると、資金繰り表と月次決算で同じ取引が別の日付に載り、毎月の照合作業が生まれる。この差は、受け渡しを工程として月次カレンダーに置かない限り残り続ける。分ける判断は人数でなく、専任の必要性で考える。

四半期報告書の廃止は作業の削減ではなく、品質を担保する責任が社内へ移ったことを意味する。数字を作る工程は残り、半期は45日と期中レビューが続く。空いた工数をどこに振り向けるかを示す。

全面繰越は規律を壊し、全面禁止は駆け込みを生む。国の制度にならい、投資性の支出だけ事前申告を条件に繰越を認め、経常費は繰り越さない代わりに使い残しで翌期予算を削らないと明文化する方法を示す。

ベンダーのAI機能は導入の可否より、検証条件で判断したい。効果は認識精度でなく、確認対象の残存率と見逃し率で測る。合格ラインと打ち切り条件を契約前に書き、承認責任は人に残す。その組み立て方を示す。

開示前夜の突合作業が毎期の恒例になっていないか。校正で見つける発想をやめ、単位と端数処理の順序を文書横断で固定し、比率などの派生数字を手打ちさせず、数字の出所と参照先を一覧で持つ方法を示す。

上場廃止を選んでも、金融商品取引法の承認を得るまで有価証券報告書の提出義務は残る。上場を続ける理由を取締役会や株主に説明できずにいる会社が、維持と非公開化の損得を整理するための手引き。

価格の議論が進んでから資金の制約を持ち込むと、降りられなくなる。株式交付は下限に届かなければ成立せず、現金で埋める逃げ道もない。買収の資金を意向表明の前に整えたいCFO向けに、三つの原資の切れ目を整理する。

社外CFOに頼むか迷っている会社に向けて、頼む前に整えることを示す。月次の数字を締める体制を先に確かめ、任せる範囲は成果物で決め、決裁と説明の責任は社内に残す。常勤を採る時期の目安も扱う。

見積もっていないことと、合理的に見積もれないことは別物だ。適用指針は後者を厳しく定義しており、敷金がある店舗には別の処理もある。契約の時点で原状回復義務を拾い、決算で慌てないための実務を示す。