
現場が作った経理の自動化ツールは誰が保守するか、シャドーITへの依存を防ぐ
担当者が作ったマクロやスクリプトは、作った本人が異動した瞬間に決算の単一障害点になる。禁止すれば裏で作られ、全件届出にすれば台帳が形骸化する。管理の対象と範囲をどこに置くかを整理する。

担当者が作ったマクロやスクリプトは、作った本人が異動した瞬間に決算の単一障害点になる。禁止すれば裏で作られ、全件届出にすれば台帳が形骸化する。管理の対象と範囲をどこに置くかを整理する。

ベンダーのAI機能は導入の可否より、検証条件で判断したい。効果は認識精度でなく、確認対象の残存率と見逃し率で測る。合格ラインと打ち切り条件を契約前に書き、承認責任は人に残す。その組み立て方を示す。

生成AIを禁止しても、統制の外で使われて記録が残らないだけになる。ルールはA4一枚で足り、使ってよい環境・入れてよい区分・出力の扱い・例外の窓口の四つを書けばよい。出力はそのまま根拠資料として残さない。

稟議に書かれる年間削減時間は、退職が起きない限りキャッシュにならない。効果が測れないままAI投資の承認を求められるCFO向けに、会計基準が既に引いている線を投資の枠に重ねる考え方を解説する。

仕訳起票はほとんど減らず、削られるのは差異の原因調査と文章の初稿である。代わりに検証・版管理・証跡・質問設計が増える。職務記述書を作業量でなく検証責任で書き直す。ジュニアの入口が抜ける問題にも触れる。

経理にAIを入れるよう言われたが、どの工程から始めればよいか決めかねている人へ。仕訳の入力より、差異の調査と文書の作成から始める理由と、利用ルール、試し方、人が確認する箇所の決め方を、設例と公開資料で示す。